硬い水と柔らかい水の違い
ミネラルウォーターにはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれていますが、このミネラル分量を表わす指標を硬度と言います。
硬度が一定基準よりも高いもの、つまりミネラル分が多いものが硬水、すなわち硬い水で、ミネラル分が少ない水が軟水、柔らかい水です。
日本の水は柔らかい水ですが、軟水は昆布やカツオのだしをとる場合グルタミン酸等の旨味成分を引き出しますから日本料理全般に適していると言えます。
米を炊くのにも軟水の方が美味しく炊き上がり、硬水での炊飯では炊き上がりがパサパサになります。
また、軟水は日本茶や、紅茶、コーヒー、さらにはウィスキー等の香りを引き出す効果があると言われています。
それに比べて、硬水は肉の臭みを抑えたりアク汁を取りやすくしますから洋風のだしをとったり、肉の煮物や鍋物に適しています。
ヨーロッパの水のほとんどは硬水ですが、日本では生活用水の80パーセントが軟水ですから、日本人は硬水よりは軟水を好む傾向があります。
したがって日本国内で販売されているミネラルウォーターは軟水が大半を占めていますが、軟水は口当たりがまろやかで飲みやすい水です。
軟水は体内への浸透が早く吸収性に優れていますから老廃物の排出がスムーズになりますし、乳幼児や高齢者などにも負担をかけないのが特長です。
また、軟水では石けんや洗剤の泡立ちが良いので洗濯や浴用にも適しています。
これと比較しますと、硬水はスポーツの後のカルシウム補給、ダイエットや便秘解消に役立ちますから健康のために飲用している人は多いようです。
しかし硬水は胃腸が弱い人や抵抗力の弱い人が飲むとお腹を壊すことがあるようです。
このように硬い水と柔らかい水にはそれぞれメリット・デメリットがありますから、うまく生活で使い分けをするのが良いでしょう。
