水道水の危険性
長年にわたり日本の水道水は世界で一番安全だと言われていますが、日本各地の水道普及率が高まるにつれて、生活環境が変化するのに伴い、浄水場や浄化システムが追いつかなくなっているようです。
毎日の生活排水や農業用水が河川や海、地下水を汚染しますが、浄水場では水を浄化するために塩素を投入しています。
塩素の投入量は水源に合わせて毎日変わりますから水に残る残留塩素の量も日々変化しますが、近年この残留塩素が発ガン性物質であるトリハロメタンを発生させる原因であることが実証されました。
各都道府県では水道水の浄化に取り組み新しい浄水システムである高度浄化システムなどを採用していますが、水道水は安全で美味しい水であるとは言い切れないようです。
ここ10年ほどの間に水道水問題は日本の新聞などでしばしば取り上げられていますが、その一部を見れば水道水の危険性が分かると思います。
例えば10年ほど前には、当時の厚生省が調査した結果全国538箇所の一般廃棄物最終処分場のうち、42施設で周辺の地下水などの水質が環境基準を上回っていて鉛やヒ素、大腸菌などが基準値の数倍から数十倍単位で検出されたそうです。
先に述べたように水道水には多くの残留塩素が含まれていて、この残留塩素が水道水を安全に保つのですが、同時に人体にとっては危険な物質でもあります。
例えば、水道水に含まれている塩素は髪や肌のタンパク質を壊しますから肌の保水力や保湿力を低下させて、乾燥肌やアトピー性皮膚炎悪化の原因とも考えられています。
また、塩素がアンモニアと反応してカルキ臭なりますが、水道水が美味しくないのはこのカルキ臭なのです。
さらに、水道水で、野菜や米などを洗うと、ビタミンの10~30パーセントが失われるとも言われています。
そして、水道水を運ぶ水道管には鉛管が多く使われていましたが、鉛が水中に溶け出す危険性から現在では使用が禁止されていますが、未だ鉛管は残っています。
鉛は水に溶けやすく、一旦体内に入ると大概へ排出されにくく、鉛が体内に貯まると、脳炎、痴呆、腎臓障害を起こす原因になりますし、不眠や疲労感、頭痛や消化管障害などを引き起こします。
したがって、夜の間水道管に溜まっている朝一番の水道水は飲まないようにしなければなりません。
さらに怖いのがトリハロメタンですが、水源が汚染されている場合には多くの塩素を投入しますからより多くのトリハロメタンが発生する可能性があります。
トリハロメタンは発ガン性物質ですが、人間の中枢神経や腎臓、肝臓といった器官にもダメージを与えることが分かっています。
このトリハロメタン取り除くのにはオゾン消毒、煮沸消毒、浄水器の使用などが考えられますがオゾン殺菌は家庭では出来ません。
煮沸消毒は沸騰した状態を15~20分続ければトリハロメタンは除去できますが、これも実際には大変なことなので、トリハロメタンの除去が可能な浄水器を取り付けたりします。
いずれにしても、水道管を通して供給される水道水はまだまだ安全であるとは言い切れないようです。
